おっかーがおこった

さっきまで自分の部屋に引きこもっていて、
イヤホンで大きな音でうたを聴いたって誰にも迷惑かけないだろうと思った。

で、急に急がすみたいなノックされた。

はっと気付いて慌ててドアを開けたらおっかーがちょー不機嫌な面してそこに立った、

「今度ドア外に閉じられた気持ちさせてやる！」と拗ねた子供ぽかった宣言したら、


さっと茶の間へ行った。


ちょっとなんでそうなるんだよ？
なぜそこまで怒らなきゃなんないわけ？？？？

私が悪かったように咎められた私のほうが不機嫌だよ！！

いつからノックしたのか全然気付かなかったし、
イヤホン塞いでそれ聴けるわけないだろうが？！でしょう？

で、あとでおっかーになにか用があったかと聞いてくと、

「べつに、なにも」とつれなく振りかえようもしない冷たい口調で投げやり。


ん？なに？？？？その無愛想さまは？！！

わたしがいけないと言いたかったらはっきり言いなよ！！

このアホおっかー！！！！！！

と、

さすがにおっかーに向かってこういうのいったら完全にやばくなる自覚があるけど。

ま、家の平和を守るためにポテチはまた部屋に閉じこもった。

おっかーが入れないのは、ポテチの部屋のドアがいつも鍵かかってるからなの。

で、なんでかぎをかけるのというと、
ポテチは驚かされやすいタイプなので、いきなり誰かに後ろに立たれたり、
前触れなく声かけられたりされたのが凄まじく嫌なんだから。

だから自分が部屋に閉じこもるとき必ず鍵をかけるようにしたの。

なのに、自由勝手に「何してんの？」と言わんばかりな行動を取るおっかーには、
こういうポテチの過剰なプライパシーなものに対して理解できてくれないらしい。